このページの目次
1. コートの種類 2. チケットの種類 3. デイセッションとナイトセッションについて 4. 観戦する席について 5. 何回戦を見るか 6. チケットの転売についてチケットのことを理解するのは少々骨が折れます。実際、行ってみて初めてわかったことがいくつかありました。
チケットの前に、どのようなコートがあるのかを説明します。
1. コートの種類1. ロッドレーバーアリーナ(14800人収容)。
メインのアリーナです。屋根が開閉式になっています。
2. マーガレットコートアリーナ(7500人収容)。
2015年、開閉式の屋根ができました。
3. ハイセンスアリーナ(10500人収容)。
同じく開閉式の屋根があります。
4. ショーコート。
屋外コート。なぜか、ショーコート2とショーコート3があり、1がありません。
5. その他の屋外コート。
座席の大小はありますが、全部で20面以上あります。
2. チケットの種類1. グランドパス
いわゆる入場券。ロッドレーバーアリーナとマーガレットコートアリーナ以外は、入場できます。
2. ロッドレーバーアリーナチケット。
全席指定。マーガレットコートアリーナ以外はすべて入ることができます。
つまりグランドパスを兼ねています。
一番前のスーパーロウから、カテゴリー1~3まで4段階に分かれています。
さらに日の当たるところ、当たらないところの指定ができます。
また、デイセッション(午前11時から3試合)とナイトセッション(午後7時から2試合)に分かれています。
3. マーガレットコートアリーナチケット。
全席指定。ロッドレーバーアリーナ以外はすべて入ることができます。
以下はロッドレーバーアリーナと同じです。
4. ハイセンスアリーナチケット(2018年メルボルンアリーナと名称変更)
ハイセンスアリーナは、一部座席指定になっています。
また、グランドパスでも自由席なら入場可能です。
試合が終わると自由席待ちで長蛇の列ができます。
それで、座席指定を持っていると、長蛇の列を横目に入場できますので、買っておいて損はないと思います。
ここはデイセッションとナイトセッションの区別はありませんが、あまり遅い時間に試合が組まれることはありません。
写真は、ハイセンスアリーナ。フォニーニ(イタリア)とベネトー(フランス)
3. デイセッションとナイトセッションについてロッドレーバーアリーナとマーガレットコートアリーナは、昼と夜が入れ替え制になっています。
終日見るには、両方のチケットが必要になります。
あるいは、お金に余裕があれば、昼はロッドレーバーアリーナ、夜はマーガレットコートアリーナ観戦という選択もできますし、またその逆もできます。
デイセッションは、午前11時から3試合観戦可能。
ナイトセッションは、2試合観戦可能。
7:00PMとありますが、デイセッションが終わってからの入場になります。
私は、ナイトセッションを現地窓口で購入しましたが、ナダルとシュワルツマンの試合が長引いて、入場は、8:30PMぐらいになり、ずいぶん待たされました。
私は、今回、デイセッションを中心にチケットを確保しました。
なぜなら、3試合見ることができるので、1試合お値打ちだと思ったからです。
夜はホテルに帰って、TV観戦すればいいと思っていました。
かなり遅くなると聞いていたからです。
しかし、実際、行ってみると、有名どころの選手は、ナイトセッション中心に試合が組まれます。
また、キリオスなどの地元選手も、ほとんどナイトセッションに出てきます。
それで、ディミトロフ、チリッチなどの選手の試合を見ることはできましたが、フェデラー、ナダルの試合を見ることはできませんでした。
1月20日のロッドレーバーアリーナのナイトセッションは、シャラポワ×ケルバー、フェデラー×ガスケという、垂涎ものの試合が組まれました。
しかし、試合が決まった瞬間に早々に売り切れました。
それで、翌日のナイトセッションは、ナダル戦を期待して、チケットを取りましたが、あいにくキリオス×ディミトロフでした。
(とても好試合で楽しむことはできましたが)
私が、もし次行く機会があったら、ナイトセッション中心に組もうと思います。
ナイトセッションの入場開始時間は、5:00PMからです。
5時まで観光して、それから入場して、他の野外コートの試合を見てもいいし、グランドパス(入場券)だけ、購入して、昼は野外コートの試合を見てもいいと思います。
4. 観戦する席についてチケット購入には、
TICKETEK、というチケットピアのようなところが一括管理をしていて、そこでネット購入するのが、正規料金で買えるので、まずはそこからだと思います。
前年の10月から販売開始します。
いい席から埋まっていくので、早めの意思決定をして購入されるのがいいでしょう。
3ヶ月先のチケットですので、誰の試合が見られるのかはわかりません。でも、覚悟を決めて買うしかありません。
チケット購入するときに、日時、コート、カテゴリーのほかに、もう一つ選択肢があり、
今現在、条件が一番いい席、日が当たらない条件がいい席、日があたる条件がいい席、というものがあります。
私は元来、夏はめっぽう強く、暑くてもエアコンなしで平気で過ごせます。
チケットの購入の際は、今現在、条件が一番いい席を選択しました。
今回、初日のロッドレーバーアリーナは、コートサイドの前から5番目といういい席でした。
審判台の反対側の席で、顔を右左と動かす、首の運動にいい席です。(^^)
しかし、その日の気温は、40度。
真冬の日本から来た身としては、非常に厳しい環境でした。
水を買うにも長蛇の列なので、面倒くさくなり、あまり水を飲まずにいたら、熱中症になりかけました。
コートはどのコートも縦方向が南北を向いて設置されています。
真夏なので、太陽が高いところを通るので、まぶしいことはまぶしいのですが、選手にとっては、サーブのトス以外、太陽とボールが重なることはありません。
アリーナは、開閉式の屋根があり、コートエンドには屋根があります。真ん中の屋根は天気が良ければ、開けられています。
それで、コートサイド、審判台側の席、そしてその反対の席は、ほぼ終日、日にさらされることになります。
私は、いつ影になるのかを待っていましたが、結局影になることはなく、ずっと太陽の下にいました。
日よけ留めクリームを塗りましたが、限界を超えていたようで、腕の皮がべろりとむけました。
コートエンド方向で見ると、テレビで見るいつものアングルですので、慣れた感じはあります。
でも、コートサイド方向も捨てがたく、私がチリッチのリストバンドをゲットできたのも、コートサイドの一番前の席を取っていたからです。
チリッチのリストバンドゲットした、観戦記3日目 ロッドレーバーアリーナ。キリオス(オーストラリア)×ディミトロフ(ブルガリア)
5. 何回戦を見るか私は、今回、3回戦、4回戦を観戦しました。
全豪の会期は2週間です。
男子シングルスのスケジュールでいえば、以下の通りです。
1回戦2日(月、火)、2回戦2日(水、木)、3回戦2日(金、土)、4回戦2日(日、月)、準々決勝(火、水)準決勝(木、金)、決勝(日)。
錦織くんが、決勝を戦う試合を見て、その勝利の瞬間に立ち会うというのが、最高の状況でしょう。
冷静に判断すれば、これは極めて難しいです。
何せ錦織くんは、2014年全米決勝に一度出ただけです。
しかし、決勝を見るという選択は悪くありません。
その大会で最も調子が良かった選手が戦うのですから、エキサイティングなことは間違いありません。
問題はチケットを入手できるかどうかです。
正規チケットを入手できればいいのですが、入手できなければ、売買サイトからの購入となります。
プレミアチケットとなって、ずいぶん高値になるようです。
しかし、全豪はまだいいようで、ウィンブルドンなどは、チケットが100万円以上して、しかも購入が難しいようです(詳細不明)。
準々決勝、準決勝を見るというのもいいでしょう。
勝ち上がってきた選手同士の戦いは、どの試合も満足したものになるはずです。
逆に、1回戦、2回戦を見るというのも意味はあります。
日本人選手の試合を確実に見ることができます。
日本人選手が1、2回戦でアリーナで試合をするというのは、あまり可能性としてないので(錦織くん以外)、グランドパスという入場券だけで試合を見ることができます。
多分、観客も少ないので、いい席で選手に近いところで見ることも可能だと思います。
今回、私が、3回戦、4回戦の観戦を選択した理由は、土日をはさむことができるからです。
今回、私は全6日間の行程でした。
移動に丸一日かかるので、実際に試合を観戦できるのは、4日間です。
土日をはさめば、仕事を休むのは4日ですみます。
木、金と翌週の月、火を休むというのは、サラリーマンなら、一生に一度のことであれば、なんとかできるのではないでしょうか。
また、観戦を4日にするか3日するか、迷いましたが、どうせいくならと思い4日間観戦にしました。
6. チケットの転売について用意していたチケットが、不要になった、あるいは買い換えたいと思ったとき、売買できるサイトがあります。
VIAGOGO というところで、日本語でも対応しています。
私は、今回それを利用することになるかもしれないと思い、PCを持参しました。
スマホでは、難しそうだったからです。
このサイトは、チケット番号だけのやりとりで、チケットの受け渡しができるので、会って手渡し、金銭の授受のようなことは不要です。
金銭の授受は、買主は、販売価格をVIAGOGOに支払い、売主は手数料15%を引かれた金額を受け取ることができます。
買主は、パソコンからチケットを出力するか、あるいは、スマホの画面でそれを表示すれば、それがチケットになります。
たとえば、1時間前の試合のチケットの売買も可能になります。
しかし、私は結局、今回、利用することはありませんでした。
フェデラーの試合を見たいと思い、サイトを見てみると、500豪ドル~600豪ドルで取引されていました。
しかもいい席ではありません。
通常の3倍以上の価格になります。
いくらなんでも、それでは購入する気にはなれませんでした。
価格は売主が決めるので、オークション形式ではありません。
売れずじまいであれば、チケットは、無駄になってしまうので、売主があせっていれば、安く出る場合があります。
また、直前になると、投げ売りのようなこともあるかもしれません。