今日のメルボルンは、昨日の40度超えから、気温が15度下がって、25度と過ごしやすい気候となりました。
昨日は、脱水症状すれすれでしたので、飲み水をたっぷり用意しましたが、半分も飲まず、持って帰るはめになりました。(^^)
たくさん試合を見ていると、普段気がつかないところが目につきます。
ナイキのウェアを着ている選手がとても多いです。
フェデラー、ナダルは、有名ですが、今回、見たなかでも、ディミトロフ、対戦相手のルブレフ。
女子選手では、シャラポワが有名ですが、スビトリーナに今日見た、ガルシアも着ていました。
今年の全豪のカラーは、オレンジがかったピンク系のようで、各選手によってデザインが違っています。
似合う人もいれば、そうでない人もいます。
美人の女子選手は似合いますが、野暮ったい男子選手がピンクは厳しいですね。
そんな中、フェデラーは、ピンクと茶色の斜めのラインが、とてもおしゃれです。
そして、今日見た、マッケンロー兄弟もナイキのウエアでした。
そうです、あのジョン・マッケンローとダブルスの名手といわれた弟のパトリック・マッケンローが組んで試合をしたのです。
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今日は、全豪会場にある、三つのアリーナのうち、ハイセンスアリーナのチケットを取っていました。
一番新しいアリーナで収容能力は、1万500人。ロッドレーバーアリーナ(1万5千人)に次ぐ規模です。
それにしてもハイセンスアリーナとは、なんとセンスのない名前でしょう。(^^)
11時の試合ということで、選手を待っていましたが、選手が二人ずつ登場しました。
会場もなんかざわついた感じで、しきりと選手に掛け声がかかります。
選手紹介で、一つのチームが、あのマッケンロー兄弟でした。
エキシビションでシニアの試合が行われるのでした。
相手の一人は、スウェーデンのヨハンセン。
私は事前に知らなかったので、びっくりしました。
この試合が、とても面白かったです。
相手をからかいながら、随所にみせる往年の技術。
ジョンが思いっきり打つサーブは、180キロを超えていました。
そしてお決まりの切れ芸。
もはや芸術といっていいでしょう。
「おれは、これで40年やっているんだ」
爆笑でした。
4ゲーム先取をきっちり3セット消化して、筋書きどおりなのでしょう。
本当に、楽しそうにテニスをしているのが伝わりました。
もちろん、技術的に参考になる点も多々ありました。
2試合目は、女子シングルスの試合でした。
第8シードのガルシア(フランス)とサスノビッチです。
ガルシアは、フランスの選手で、褐色の肌にナイキのピンクのユニフォームが良く似合います。
今、めきめきと実力をつけている選手で、そのうち優勝にからんでくることでしょう。
目がくりくりとした美人選手で、フォアハンドのダイナミックさは、かつての人気選手、サバティーニを思い出させてくれます。
試合開始から、火の出るようなサスノビッチとの打ち合いでした。
しっかり、足を固め、上半身に動きを連鎖させる動作が、二人とも素晴らしかったです。
第1セットをあっさりとった、ガルシアが第2セットもそのまますんなりかと思いましたが、サスノビッチの強打も素晴らしく、第3セットにもつれこみました。
第3セットは、安定感に勝るガルシアが要所要所でポイントを取り、あっさり取りました。
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3試合目は、男子シングルスの3回戦です。
第25シードのフォニーニ(イタリア)とベネトー(フランス)の戦いです。
対戦の二人とも、バボラのラケットを使っていました。
ベネトーは、バボラの何なのかよくわかりませんでしたが、フォニーニは、私が使っているピュアドライブの旧モデルを使っていました。
まだ、2018年モデルがしっくりきてないのでしょう。
第1セットは、フォニーニのストロークの精度が悪くあっさり取られてしまいます。
しかし、フォニーニは実に多彩な技を披露します。
柔らかいストロークは、先ほど見た女子の試合より遅いほどです。
その緩急と球種を変えたり、ドロップショットやロブなどさまざまなことをしてきます。
178セントとテニス選手にしては、小柄ですが、瞬間的な動きも素晴らしく、運動の能力の高さがうかがえます。
かたや、ベネトーは、生真面目さが、プレーにも表れていますが、やや単調な感じを受けました。
ベネトーが押すのをフォニーニがいなすというような展開です。
ベネトーが追いつめるのですが、フォニーニが土俵際でひっくり返すというようにも感じました。
ベネトーは、いらいらしたことでしょう。
第1セットは、調子を試しているようなフォニーニが、先にサービスダウンしてとられました。
しかし、第2、第3セットは、あっさりとります。
第4セットもそのままいくかと思いましたが、ベネトーが意地を見せて最終セットまでもつれこみます。
フォニーニは、イタリア人らしいイケメンで、雰囲気のある選手です。
第5セット、こんなことがありました。
ファーストサーブを打ったとき、審判にフットフォールトを宣告されてしまいます。
直後のセカンドサーブは、いい回転がかかったボールがコーナーに入り、それでポイントをとりました。
そして、フォニーニが、フットフォールトを宣告した線審に向かって、それみたことか、というようなジェスチャーをしました。
すると、それを見逃さなかった主審が、フォニーニに注意を与えました。
それに対して、フォニーニは食ってかかりますが、どうにもなりません。
昨年の全米で、問題発言をした前科のあるフォニーニです。
それからのプレーがどうなるのか見守りました。
しかし、その直後のプレーから、フォニーニの動作がキレキレになってきました。
観客も大盛り上がりです。
いつのまにか、観客を全部味方につけてしまったのです。
最後まで、フォニーニの動きはさえて、第5セットをものにしてしまいます。
ある観客が、「セクシーマン」 と大きな声で声援を送っていました。
俳優でもいけそうな、ルックスと雰囲気、そして問題児。
それで実は、抜群の運動能力です。
人気があるのもわかります。
今日は、ガルシアとフォニーニの日だったようです。